2018年度未踏ジュニアに採択されました。
あと、スーパークリエータに認定されました。
未踏ジュニアって何?
独創的なアイデア、卓越した技術を持つ17歳以下の小中高生及び高専生を対象とした、ミニ未踏です。
審査など
一次審査
書類審査でした。結構勢いで書いた感あって、今見ると恥ずかしいです。
このときはサービス画面のイメージだけ作っていました。動くものがあったらもっと良かったです。
内容は確か「なぜこれを作りたいのか」「これを作るためには」みたいなことを書きました。
二次審査
二次はビデオ審査でした。私の場合は2人のPMと同時にビデオチャットをしました。
許可いただいたのでその時の議事録を下記で公開しています。
オフライン回など
MTG
PMとのミーティングが週に一回ありました。
PMとクリエータによってやる場所は違うのですが、私は大体の場合リアルで会って話していました。
内容としては下記の感じです。
- 目標設定、どのようにつくっていくか
- 次の小さな目標設定
- フィードバックをもらい、改善点と解決策を練る
- MFTのデモ展示に向けての準備
- ターゲットユーザーやコンセプトを確認
- 3人のフィードバックを元にどのようにこのサービスを表現するか
- 他のやることとの両立について、別イベントのプレゼンについてなど
- MFTでのフィードバック、今までの開発スピードをもとに目標を立て直す
- 未踏ジュニア中間合宿中 関連付けに関する技術的な話
- 今までのフィードバックの振り返り、CoolestProjectsでの展示準備
- 開発(新機能の開発に向けて不必要なコードを削除する)
- 議事録が残ってない><(多分、開発)
- 次にやることのリスト作成
- CoolestProjectsに向けて質問準備など
- コンセプトの確認、最終成果報告会での魅せ方
- 前回の続きみたいな感じ
- 前回の続きみたいな感じ
- 最終回 アンケート結果の共有、スライド構成について 私の場合は技術的なことに加え、「どのように使ってもらうか」「使ってもらったところのフィードバックのまとめ」などのプロダクト設計についても話しました。
また、未踏ジュニア外でのプレゼンについてアドバイスなど頂いたりもしました。
ブースト会議(6月)
未踏ジュニアで取り組むことの発表と、顔合わせの回でした。
発表は10分のプレゼン+質疑応答という形で行われました。この時の発表も練習しておいたほうが良かったです。
他の人の発表については、思っていたより動くものができていたり、ユーザーがいるプロジェクトがいくつかあって、正直焦りました。
あと、来るときに焦って転んでしまい歯を折ったので、来年のクリエータ候補の方は気をつけてください。第一印象が「唇と肘から血が出てて前歯がかけている人」というのは恥ずかしい。
中間合宿(8月)
他のプロジェクトの進捗発表を見たり、未踏OBOGのプレゼンがあったりな回でした。
ブースト会議と同じような発表形式で発表を行いました。このときはギリギリまでスライドづくりをしていたのですが、余裕を持って発表準備をするほうが良いと体感しました。
あと、未踏/未踏ジュニアのOB・OGによるプレゼンが面白かったです。
最終成果報告会
最終回。どんなものを作ったか発表する回でした。
一般の方やメディアも入っていて、かなり緊張しました。しかも事情があって一番手。緊張のかたまり。なんとか発表はできましたが、もっと準備をしておけばよかったと反省しました。それから、発表時にウィンドウの切り替えなどで手こずってしまったので、接続周りも自宅のディスプレイなどで練習しておけばよかったです。
発表後すぐ別コンテストの表彰式に行ったので、他の方の発表は聞けませんでした。後から動画を見たのですが、皆すごく面白かったです。発表の仕方など参考になりました。
あと、クリエータの打ち上げで「審査のときどうだった?」とか「これから何するの?」という話をできたのが良かったです。
スーパークリエータ認定式
スーパークリエータは担当PMが推薦して他のPMが決める、という形らしいです。 展示と5分のプレゼンとパネルディスカッションがありました。模擬試験を受けてからだったので展示の方は20分のみでした…
打ち上げで「パネルディスカッションのあの質問どうかと思うんだけど」みたいな話ししたり「アルバイトについてどう考えているか」とか話せて良かったです。意見の交換ができる場って良いなって思うんです。
あと、未踏ジュニアには全然関係ないのですが、打ち上げのレストランがJ-POPの中国語版をひたすら流している中華料理店でした。2000年代くらいの有名なJ-POPがひたすら中国語で流れてるのが面白かったです。ギターがじゃじゃじゃんってきたから「世界に一つだけの…」って歌い出しくるなーって思ってたら中国語で「イーチージョシージェー」みたいにくるので新鮮な体験でした。
振り返り
大変だったこと
他の予定との両立が大変でした。 9月にアメリカに旅行に行ったのですが、その間はほぼ開発ができませんでした。キャンピングカーのなかでコードを書くのは結構難しかったので。書いたけど。
学んだこと
計画のたて方
最終成果報告会までに何をするか、どういう状態がベストなのかなどを考えながら開発を進めました。今までなんとなくで作ってきたので計画を立てることの大切さと計画の立て方を学びました。
Ruby on Rails
今回Ruby on Railsを使ってサービスを作っていました。HTMLとCSSはかけたのですがWebの知識は全くなく、ProgateとRailsチュートリアルでRailsを学びながらサービスの開発を進めました。結果、4ヶ月でサービスっぽいものを作ることができるくらいの技術力がつきました。 ただ、はじめから技術力があったほうがもっとスムーズに開発を進められたなー、というのがあります。
プレゼンは練習する
プレゼンの練習をあまりしない人間だったので、言われて初めて気づきました。プレゼンは練習するとその分だけ良くなると。
中間合宿のときは練習どころかスライドも発表直前で作っていました。これは辛かった上に、他のクリエータは自分から見ると完璧なプレゼンをしていたので、練習は大事だなと再実感しました。
手段と目的がごっちゃにならないように気をつける
今回の私がやりたかったことは、「家事を楽しくする」「家事を見つけやすくする」というのがありました。そのための手段として「モバイル向け投稿サービス」というものを作りました。しかし、目的を達成するにはもしかしたら文章投稿形式ではなく動画投稿形式のほうが良いかもしれないし、「文章投稿サービス」にこだわる必要はないんです。
未踏ジュニアの良かった点
PMが一対一でついてくれて色々学べました。これを使ったら機能実装できるんじゃないかとか、プレゼンの仕方だとか、いろいろ。
プロの人の間近にいられる機会はなかなかないので良かったです。
それから、いろんな面白い人と出会えたのが良かったです。未踏ジュニアで一緒じゃなかったらいつ出会うかわからないような人たちと出会えました。年齢は近いけれど、興味のあるジャンルもバラバラで、住んでいるところもバラバラ。そして皆が面白いアイデアを形にしようとしていました。そんな人たちと出会い、交流する機会が得られて本当によかったです。
未踏ジュニアに応募予定の人へ
最初に立てた目標が達成できなくても大丈夫です。 それから、「なにをやりたいのか」というところをずっと考えながら作ると良いと思います。自分のプロダクトについていろいろな意見などいただくのですが、すべてを 応募する前にやめるのはすごくもったいないと思います。
あと、不採択でもスポンサーさんのサービスを使うことができ、技術力をつけて次に挑めるんです。←これ良い! 技術力なくても大丈夫です。アイデアとやる気があればイケます!実際自分もそうだったので!
文章を書くのが苦手なので読みづらかった点あると思いますが読んでいただきありがとうございました。